シュミノコト

Pornograffitti / TEAM NACS / 舞台 / 水曜どうでしょう etc.

DISGRACED-恥辱-

 

 

 

9/21、DISGRACED-恥辱-を観てきました。

 

f:id:hagi2024:20160921172322j:image

 

小日向さんが主演でヤスケンも出ているということでチケットをとったんだけど、こんなすごい作品だとは思ってなかった。

 

イスラム、ユダヤ、白人、黒人、男性、女性という立場がまったく異なる人間達が、普段言葉にはしない問題に踏み込んでいく作品でした。

 

NY、ロンドンで上演されて賞を受賞したりノミネートされたりと海外でかなり有名な作品で、日本初上演、しかも日本人キャストで上演ということで結構客をその世界に引き込むのは細かい演技が必要だっただろうな。

パキスタン系、白人、黒人、ユダヤ、それぞれを日本人が演じるというのはこれはかなり難しい。

舞台はアメリカなので、キャストの身の振り方や台詞の強弱がかなりアメリカを意識したものになってました。特に小日向さんは演技の強弱が多かった。エミリーと喧嘩してる時にアイザック達がやってきた時の切り替えが、欧米人がやることそのもので、うわ、これ欧米人やるわって思って笑ってしまったくらい上手かった。

 

小日向さんは本当に細かく演技してて、ホームパーティのとこで徐々に酔っていくとことか、本当に徐々に徐々に酔う演技してくからすごいなあと思ったなあ。

ホームパーティのシーンは実際に飲み物を何杯も何杯も飲んでいたけど、あれ途中でトイレ行きたくならんのかな(笑)

 

 

この作品は本当に引き込まれるって感じで引き込まれました。全員が本当にそれに見えるし、信仰心というものに対する恐怖というか、ゾッとするものを見ている側に感じさせる。

アイザックがアミールに9.11に何を感じたか問うシーンに本当にゾッとした。信仰心を捨てても、結局骨の髄までそれが染みてしまっているんだなあと思わされてしまう。終盤にアミールがエミリーにしてしまうことも、結局やっぱりイスラム教なんだねってアミールが言われてるような感じがして何ともショッキングなシーンだった。

 

それによって、芸術の面でイスラムに惹かれてたエミリーに、イスラムへの恐怖心を植え付ける結果になったのかなあれは。エミリーもイスラム教とは何かを身を以て知ったんだろうけど、結局脚本家はイスラムに対する疑念や恐怖を観ている側に更に植え付けたかったのか。信仰心を捨ててアメリカで長く暮らしている人間でも、腹の底や骨の髄にイスラム教があって結局こいつらもテロリストと変わらないんだと言いたいように見えてしまう。

まあアメリカ人からしたら自分ら攻撃してきたから完全悪だろうし、その前にきっとそういう意味では書いてるわけじゃなくて、宗教の根深さというのを表現したかったんだろうけど、あなたの周りのイスラム教徒も例外じゃないぞって警鐘を鳴らしているように感じてしまって、最後を考えれば考えるほど、どういう意味で脚本家はこれを書いたのかわからなくなる。自分がイスラム教徒でこの作品をみたら、イスラムは悪だと言われている気になるかもしれない。人の捉え方によってはそう感じるだろうし、だからこそ宗教間の問題は尽きないんだろうなと思う。

 宗教を巡って争わなければいいものなんだけど、目に見えないものを信じて、信じすぎてしまうと怖いものだね。

 

全てのキャストの立場が何1つ同じじゃないからまったく難しい。それぞれの正義や正解が違う宗教問題は永遠に続くんだろうな。そう思わされました。

 

 

でもね、本当に観てよかった。舞台でこそ観てよかったと思えるものでした。

 

 

 

おわり。

 

Pornograffitti vs. TEAM NACS

 

 

 

ツイートもしましたが、ポルノグラフィティのファンクラブlove up!継続更新しました。

ここ最近ずーーーーっと辞めるか否かで悩んでいてほぼ辞めるつもりでいましたが、目が覚めました。ナックスという悪魔的集団(笑)にまんまとハマりどっぷり浸かってしまい、「あ、なんかもうポルノ好きじゃないわ。晴一さんの考え方とか正直あんま好きじゃないしな。昭仁さんの声だけが好きなわけだし、これからはCD買い続けるくらいでええかな」とポルノをディスるという蛮行までする始末。

 

本当にナックス悪魔に囁かれてた感が否めん。大泉洋に耳元で「love up?そんなのやめちまえよ金かかるだろ」とか言われたかなーたしか。言われたなー。じゃないとこんな血迷うわけないべや。

 

だからといってナックスに飽きたわけじゃないです。どちらかというとまだまだポルノよりナックス熱は昂ぶってます。そりゃそうだな、ポルノはもう好きになって12年目になるわけで、そりゃそんな長く好きでいたら一度くらい飽きはきますわ。凄いと思う、12年も1つのものだけずっと好きでいるのはねえ。人との付き合いは全く続かないくせにね。それは自分がいけないんだけども。

 

ナックスもずっと続くかなあ。どうだろう。ナックスはなんていうんだ、箱推しっていうのかなこういうのは。誰かずば抜けて好きな人がいるというわけではないんですね実は。まあ水曜どうでしょうをみて大泉洋から派生して好きになったもんなんだけど、5人ないしナックスメンバー内で一緒になって話して笑ってるのを見るのが凄く好きでね。だから、モリ、ヤスケン、シゲ、大泉、音尾くん5人みんな偏りなく好きなんですね。あの人たちは面白いんですわ。偏りは本当にないんですけど最近はシゲの子供加減がかなりきてます。会報の暇を持て余したシゲがいきなり走り出すとことかおにぎりでの遅刻とか最高におもしろいです。顔がいいからとかじゃないです。シゲをかっこいいと思ったことはほんとに一ミリもありません。

シゲ同様ナックスにかっこよさとかは全く求めてないわけです。ナックスに対して、うわ!かっこえええええ!!って思ったことはないんですねえ。もちろんかっこいい一面もあるにはあるけども、ナックスには面白さを求めてるのですよ。何故なら、ポルノにはそれがないから。

ポルノ2人の話は面白くない。彼等は喋りはダメだ。まあ歌手にそこ求めてもそもそも仕方ない。コブクロの黒田さんとか森山直太朗くらい面白ければいいんだけど、いかんせん彼等は全く面白さに欠けているわけです。その代わりというか、ポルノは、ボーカルの声が自分の”ド好み”の声質で且つルックスの面でもかっこいい。特にボーカル昭仁さんが。(笑)晴一さんは一般的にみても顔がいいしね。ナックスにないかっこよさがあるわけです。あくまで個人的観点で。

逆にいうと、ポルノに面白さがなくてそれを埋めてくれたのが大泉洋でありナックスだったんですな。

 

だからね、まーつまり、ポルノにはかっこよさ、ナックスには面白さという別のものを求めてるわけだから、そこを混同してポルノは面白くないからなーとなっちゃいけんてことです。そもそもポルノにそれは求めちゃいけないよってね。そういうことなわけです。それを今まで混同してしまったが故、ポルノに対する熱が冷めてしまったのですね。

なんかうれしーのどうでしょうブログの書き方みたいにくどくなってるな。

 

まあつらつらとどうでもいい本当に趣味の中の本当の趣味の域のことを話してしまいましたが、無事、整理が出来たので辞めずに済んだということです。

 

 f:id:hagi2024:20160920031411j:image

 

そもそもアーティストと演劇集団という点で求めるものは違って然るべきなんだけどもね。初めてポルノ以外を好きになったもんでね。写真みればわかることですな。ポルノかっこいいナックス面白いってね。

 

 

とりあえず一件落着と。

二兎を追い続けますよう。好きなものが増えるというのは喜ばしいことですな。

 

 

おわり。

家族の基礎〜大道家の人々〜

 

 

9/15、松重さんの舞台『家族の基礎〜大道家の人々〜』を観てきました。

 

f:id:hagi2024:20160915165826j:image

 

松重さんの他にも鈴木京香、六角精児、林遣都夏帆、我が家の坪倉さんとか出てて結構豪華だった。

 

真田丸で最近ずっと鈴木京香観ててめちゃくちゃ綺麗だなーと思って舞台あったら観たいなと思ってたら既にチケットとってた松重さんの舞台に出てたという偶然。本当に顔も声も何もかもとんでも美人でした。

 

 

コメディはメルシー以来2回目だったんだけども、やっぱりいいですね。観やすくて!何も考えんと観れて、観てて楽(笑)メルシーを超えるかなと思ったけども、やっぱりあれは超えられませんでしたな。メルシーは本当に面白かった。でも今回の家族の基礎は舞台セットの作りが可愛くて面白くてその面でも楽しめた感がある。舞台なんだけども、映像作品を生で観てる感覚に近かったかなあ。

 

でもね、やっぱり松重さんは本当にかっこいいね!松重さんが幼少期を演じてるところがもう無理しすぎで笑えた(笑)頑張ってたなあ(笑)

六角精児もっと頻繁に出てくるかと思ったけどもそうでもなかったのは意外でした。

 

2時間くらいで終わるかなと思ってたら3時間あってちょっと疲れたけど、面白かったです。

 

次はヤスケンの舞台Disgraced恥辱を観るんだけども、今日大泉が観劇してきたみたいでフォトダイにヤスケンとの写真挙げてたんだけども、2人とも渋さが出てきててかっこよく写ってたねえ。まあ元々かっこいいけども。

 

Disgraced恥辱が終わるともう舞台は観る予定今のところないなあ。なにせチケットが高くてね。今めちゃくちゃかつかつなもんでまず削らなきゃいけないのは趣味からなので我慢ですな。

 

 

 

おわり。

THE WAY

 

 

少し前になりますが、9月3日、横浜スタジアムでのポルノグラフィティのライブに行きました。

 

f:id:hagi2024:20160914223957j:image

 

最近NACSや演劇ばかりでもうポルノは潮時かなと思いつつチケットを取っていたので行きました。あんなに乗り気じゃなくポルノのライブに行ったのは初めてだったな。

 

うーんでもやっぱりポルノはかっこいいですね。まず晴一さんが真横通って登場してきてびっくり。髪型普通に戻ってさっぱりしてて普通にかっこいいおっさんになってた。あの人は髪型変にしなきゃ本当にイケメンなんだね。

最近よくアコースティックver.をやっていたけど、まあ今回もまず2人でそれをやって、その後康兵さんとくわじさん含めて4人で革ジャン着てロックアレンジでやってたのは楽しそうだったなぁ。

 

すごく久しぶりに横浜リリー歌ってたけど、めっちゃくちゃ歌詞間違えてたね!もう間違えるってレベル超える間違いをしててみんな笑ってたで(笑)まあまあ変わらん昭仁さんらしさが見れてよかった。

 

 

今回ライブ行くのを決めた理由が、THE DAYを生で聴きたいっていうだけだったんだけども、本当に生で聴けてよかったなと思った。これを聴けただけであのライブに行った価値があったと思うくらい本当によかった。

新曲も聴けたしね。

 

 

最後のジレンマ終わって帰る用意してたらこっち側のステージ来てダイアリー00/08/26歌ってくれたのには本当に感激した。ダイアリー生で聴けるとは思わなんだなぁ。当時のポルノと今のポルノで歌うのとは本当に重みが違う曲になってて、うわ〜と思ったよ。感慨深いものがありましたなぁ。

 

今回のライブの名前がTHE WAYで、また一歩踏み出しますーって何回も言ってたから、きっと多分これからもっともっと海外に出て行くって意味なんだろうなと思った。アニメExpoのロスから始まって今年も台湾いってるし、アミューズ自体が最近すごく海外にアーティスト売りだそうとしててシンガポールアミューズのライブハウス作ったりしてるくらいだから、ポルノも必然的にそうなるわけです。いつかシンガポールでライブやるかな。

 

 

今回ライブに行かなかったら多分ラバップを辞めてたと思う。どうも二兎追えない人間のようで、NACSを好きになったらそればっかりしか見れなくなってしまいポルノはどうでもよくなってしまってもう辞めようと8割そう思ってたんだけども。今月末が期限だったからその前にライブ行けてよかったよかった。頑張って二兎追うで。辞めんぞラバップ

まだね。(笑)

 

 

 

おわり。

 

 

ツイート

 

 

ヤスケンがこんなツイートをしました。

 

f:id:hagi2024:20160803143833j:imagef:id:hagi2024:20160803143839j:imagef:id:hagi2024:20160803143845j:imagef:id:hagi2024:20160803143850j:imagef:id:hagi2024:20160803143856j:imagef:id:hagi2024:20160803143858j:image

 

みんなすごい当てはまりすぎww特にモリとヤスケンどんぴしゃやんww

大泉はヤソップ的な人間だからなんか鼻が伸びるのわかるwシゲこれ以上ガキっぽくなったら困りもんだな(笑)

 

しかしどんだけおっさんになってもNACSというグループとしての意識があるのがなんとも微笑ましい。

友人だった物同士が単なる仕事仲間になってしまっては本当につまらない。

 

ポルノにはこういうの絶対ないんだよなー。あの2人は本当にお互いに関して無干渉で無関心。そういう馴れ合いを恥じてるところがあるね。2人グループだからしゃーないか。

やはりNACSのこういうところに惹かれるのですよ。そもそも音楽より演劇に興味があるから尚更なんだけども。

 

あ、あとジャンボリーが終わって大泉がダイアリーに書いてたこの一文も

 

f:id:hagi2024:20160804094813j:image

 

2年に一度しかやらないことだからこういったことが起こったりするんだろうけど、それにしても40代でこんな仲の良いおっさん達は他にいないな。

音尾くんとシゲがそう言ってるのが容易に想像できるもんなー。ポルノはないなー。(笑)

 

そういえばそろそろラバップの更新時期なんだけども、このままいくとラバップやめますな。昨日会報届いたけど全く見てもない。正直いらん情報誌になってしまってる。かさばるだけで。

もう潮時かな…12年も好きだったのに…

 

 

おわり。

 

 

CUE DREAM JAMBOREE

 

 

TEAM NACS所属のOFFICE CUEの2年に一度のイベントCUE DREAM JAMBOREEの千秋楽公演をライブビューイングで観てきました。

 

本当は初日29日のチケットを随分前に取って北海道で観るはずだったんだけど就活の関係でいけず、泣く泣くライブビューイングのチケットを取り直しました。

ライブビューイングだったけども、めちゃくちゃ良かった!まあ場所が違うだけでもちろん観れるものは同じだしな。ライブビューイングでも本当に楽しかった!めちゃくちゃ笑った!!

今回は大泉洋が総合演出で、2015年の公演『悪童』の登場人物、こんちゃん、巻、チャック、エロッチ、西クンの中学生時代と竜宮に集まったあの日以降の話を中心に学園祭の中で各々歌を歌ってっていう感じでした。いやまあ今回はというか、初めてジャンボリーに参加したのだけども!めちゃくちゃ楽しかったー!

 

藤尾が学生服で出てきた時、藤尾がとん平役かと思ったけどまさかの藤尾役で笑った(笑)

OBがくるくだりで出てきたヤスケンの破壊力すごかったしwwwwめちゃくちゃ気持ち悪くて面白くて、ましろちゃんに抱きつくところが本当にただの変態で笑ったwwww

でも振り付けある歌の時のヤスケンがたどたどしくて可愛かったな。(笑)あの人あんなに笑うんだなと思うくらい笑ってて、もしNACSの中でジャンボリーもうやめたいって言う人がいたとしたらヤスケンかなと思ってたけど、案外好きなのかもな。じゃないとあんなOBの破壊力出せないよなwwすごいわヤスケン。

 

面白かったなー

 

大泉とミスターが描いた曲の時はめちゃくちゃジーンとしてしまった。(笑)水曜どうでしょうのことを曲にされたらたまらん(笑)流れてた映像が、藤やんがその曲の為に編集した映像だったから最後に藤やんとうれしーの名前も出てて、やっぱ水曜どうでしょう好きだな〜としみじみしてしまった。あれは泣く。あんなのどうでしょうの映像と一緒に聞いたら泣くわ。

あれを見れただけでもジャンボリー観た甲斐があったな。卒論さらにやる気になってきたし!

 

最後に1番好きなCalling youも聞けたし月の裏でもつぼみも聞けたしさいこーだった!

 

てかFANTANもいいけど、今回のチャックと西クンのコンビの歌がめっちゃよかった!あの歌好きすな。西クンというか音尾くんの声めちゃくちゃ好きだ。

 

しかしすごいなーと思ったのが、映画館の場所が川崎で、バイトの都合で15時までしかいれなかったから途中で出たんだけど、アスファルトが一面濡れてて、あー雨降ったのか、さすが雨男大泉洋と思って電車乗って帰ったら地元の駅着いたら横殴りの大雨で笑った。そのまま原付乗ってバイトいったわ。さすがに寒いわ。

すごいな大泉洋の雨降の力は。北海道もあの人帰った途端大雨だしな。ほんとなんかもってる。

 

 

 

いやーしかし楽しかったジャンボリー!ナックスにはまった年にこういうのを見れてよかったなあ。2年後こそは北海道で観よう!

 

 

おわり。

 

 

悪童

 

 

ジャンボリーのために悪童のDVDを買って一昨日届いたので早速観ました。

 

f:id:hagi2024:20160727151453j:image

 

基本的にNACSの芝居は脚本、演出ともにメンバーがやるけども(主にモリ)、悪童は脚本、演出ともにNACSメンバーではない人がやった作品だったのでメンバーの演技が今までとはかなり違った。

 

特にシゲの演技がすごかった。演出の違いでああも変わるんだな。脚本が同じでもNACSの誰かが演出だったらきっとあそこまで違うシゲは見れなかったハズ。シゲの新境地をみれた感じがした。

 

そもそもここ数年のシゲの演技力が伸びてるんだろうなとこの前借りた歴代の公演をみてて感じる。

下荒井の佳代役もすごく自然な女性に感じたし、WARRIORの信長役も厳格さと迫力が申し分なかった。

LOOSER、HONOR、COMPOSERに比べてみるとここ最近の作品のシゲの演技力は伸びてるし幅も広がってる。

演技は優劣じゃなくて各々個性あってそれが交わることで良いものが出来るわけだけど、敢えてNACSの中で誰が一番かというなら、シゲが最も演技力が長けてると思う。悪童ではとにかく今までのシゲがいい意味で出てなかった。ヤスケンも演技力かなりあるけど、やっぱり安田顕の演技が出てるし、モリも今回結構抑えて演技してたけどやっぱり森崎博之自身がでてる。でもシゲだけそれをあまり感じなくて、シゲがチャック役をやっているというより、チャック自身がいるという感じがした。

 

いや、でもモリも本当に抑えて演技してたな。めちゃめちゃ言われたんだろうな。モリ、抑えてって。

イナダ組の『ライナス』の時肋骨折って大きな声が出せなくなってでもそのおかげで逆にいい演技になってたっていうあの時のモリの演技ってこんな感じだったんだろうなって想像できるくらい抑えてた。物語の最後の方はもうモリ全開だったけど(笑)

でも、自分の繰り返しの日々を話す下りとかいつものモリの演技だったらもっと声出てて今回のような弱々しさは出なかったと思う。

 

そういう意味では大泉もあそこまでとんでる演技は珍しい。人形みたいなやつを叩きまくるシーンは恐怖さえ感じた。

音尾くんは役が役だから今までとの違いをみせられるとこはあまりなかったかなぁ。でもとんぺいのことで自分たちがとんぺいを追い込んだんだっていうのを話す下りではすごく優しい言い方を心がけてる感じがした。「〜だったね」っていう西くんという役そのものの台詞の言い回しもあるんだろうけど、多分今までの演出だったら最後の「ね」の音が下がってたはずのとこを、今回はその音が上がってた。その音だけで西くんの優しい性格がでてくる感じがするし、意識してるなと思った。

 

 

演出ひとつでこうも変わるものなんだなあ。

 

 

内容自体も最後でどんでん返しがあるとことかすごく面白かったけど、演出がとにかく目に付いた作品でした。

 

今日も帰ったら観よっと。

 

 

おわり。